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「ライ!」

地面をライの血がぬらしている。

先ほど、見つけた大物の賞金首に意外と手こずった。

いつもなら、コノエの歌を受けてさっさと片付けてしまえるのだが、今回はタイミングが悪かった。

前から、敵視されることが多かったライだが、ここ最近コノエと賞金稼ぎを始めてからというもの、その量が半端じゃない。

つがいとなったからなのか、はたまたライの尊大ぶりに拍車がかかったのか、やたら突っかかってくるやつが増えた。

さっきも、2組相手にした矢先だった。いつもの、ライなら問題なかった。しかし、2組もの賞金稼ぎ。しかもつがいを相手にしたのだ。その疲弊は思っていたよりも大きかった。

そのおかげで、ライはこの様な傷をおってしまったのだ。

「あんた大丈夫か!!」

ライは先の疲労も相俟ってか、珍しく隙を見せてしまった。

そのおかげでこの傷だ。とんだ失態だ。

「立てるか??」

「あぁ…」

コノエがライに手をのばす。

返事はするものの、やはり辛そうだ。出血も半端じゃない。早く止血しなければ、命も危うくなるだろう。

(そういえば…)

コノエはこの間宿に泊まったときに言っていたバルドの話しを思い出した。


あとがき・・・・(反転)

このあとはどうしましょう??(おいっ)
とりあえず、初のNOVELでドキドキです♪
後半は18禁にINTOしそうな予感っっ
拙い内容ですがまだまだつづきます!