「ライっ!」

ライはコノエに抱かれながら規則正しい寝息をたてていた。

(血は…止まってる…)

コノエは安心にも似たため息を付き、ゆっくりとライを起こさないよう泉から引き上げた。

そして、ライのマントを下に敷くとその上に横たえた。

(え〜と拭く物…)

いつも持ち歩いている麻袋から手ぬぐいを出し、首、肩、胸と順に拭いてゆく。

いつもならドキドキして仕方がないのだが、今だけは違った。

(温かい…)

今までずっと緊張状態にあったせいか、ぽたぽたとコノエの頬を涙が流れていく。

「っよかった…アンタが無事で…」

流れる涙もそのままに、溢れる鳴咽を堪えながらライの体を拭いていく。

さすがに服を着せると起こしてしまいそうだったのでコノエは自分のマントをライの体に掛けた。

(俺も入るか…)

あまりにもひどい自分の状況を目にしたコノエは服を洗うついでに水浴びをすることにした。




あとがき・・・・(反転)

UP遅くなってしまって申し訳ないです(汗

ライ・・・助かりました♪

基本アオノ自身がハピエン好きなので死ぬことはまずないかと(多分・・・

次はやっとライが目を覚まします☆